雨宮先生 走ると膝が痛くなる

運動指導者訪問サービスWINGSPRINT 雨宮 清貴 プロラニングトレーナー 12

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私たちのライフスタイルの一部になりつつあるランニング。ダイエットや健康のためにランニングをしている人も多いと思います。ご自身も100km以上のウルトラマラソンに出場したり、幅広い年代への指導を行っている雨宮先生に、ランニングをする方々に向けてのアドバイスをいただきます!

葛飾ふーてんマラソン

100kmマラソンの準備のために

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こんにちは。プロランニングトレーナーの雨宮です。
かなり気温が高くなり、走るには少し暑い季節になってきましたね。

先月の事になりますが、そんな暑い中、葛飾ふーてんマラソンに出場しました。
5月に出場する野辺山高原100㎞マラソンのトレーニングの一環ということで、疲労困憊の状態で出場しました。

レースの前日に、フルパワーでフルスクワットを行って出場です。
何故そんなことをしたかと言いますと、100㎞マラソンで言う70㎞~80㎞辺りの状態を身体に体験させたかったわけです。本来であれば、実際に70㎞走るのが理想でしたが、スケジュールの関係で強引な手段に出たのです。
ただ、想像以上にダメージを与え過ぎまして、朝起き上がれないほどの筋肉痛となってしまいました。
アップをしても一向に良くならず死ぬかと思いましたが、338人中28位だったので頑張れたほうだと思います。真似をしたい方はご自由にどうぞ(笑)

走ると膝が痛くなる

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走る理由は人それぞれですが、ランニングを行う方が増えているのは非常に嬉しいです。
ランニングは、特に道具もいらず手軽に始められるので、健康やダイエット目的で行っている方も多いのではないかと思います。
しかし、手軽に始められる上に道具もいらないというのは、逆に言えば、自分の身体をいかに上手く使うかが重要になってきます。

走るという動作自体は誰でも出来ますが、脚に負担をかけずに走る事や速く走る事については技術も必要です。
私が指導を行っている方の中にも、膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)等のケガに悩まされている方がいます。
膝蓋靭帯炎は、ジャンパー膝とも呼ばれており、ジャンプや着地動作を繰り返し行う、ダッシュ等の走る動作を何度もするスポーツに多くみられる膝のスポーツ障害です。

簡単に症状を書くと以下のようなものがあります。
・膝のお皿の上下に痛みがある
・膝の曲げ伸ばしをすると痛い
・ランニング中に足を着くと痛い

ランニングのケガについては人それぞれで原因は異なりますが、肩甲骨・股関節周辺の柔軟性や筋力が足りない事で起きるものが多いです。
次回は対策について書いていきたいと思うので、それまでは、しっかりと姿勢を作る練習を行ってみてください。立った時に、耳・肩・股関節・膝・足首が一直線になるのを心掛けて生活をしてみてください。

プロフィール

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運動指導者訪問サービスWINGSPRINT / プロランニングトレーナー

雨宮 清貴あめみや きよたか

ランニングコーチとして、マスターズ陸上選手、市民ランナーのトレーニング指導を担当。その他に、子供への走り方指導等、幅広い年代に対し指導を行う。自らも、100㎞以上のウルトラマラソン、トレイルレースに出場し、競技者には、より実践に近い形で指導を行っている。
ホームページ(http://wingsprint.net/)