マクロビ出張料理人 田中 清美 先生 04
マクロビ専門の出張料理人をしている田中先生。ただ料理を提供するのではなく、人々が笑顔でかつ健康にもなる料理をお届けしたい、という思いでマクロビをマスターし、それを仕事にしています。そんな田中先生にダイエット・健康になるアドバイスを教えていただきます!
身土不二
マクロビの食育においての3大テーマ その③
今まで、マクロビについての説明やマクロビの三大テーマについてお話してきましたが、今月は三大テーマの三つ目である『身土不二』についてお話します。
身土不二とは、簡単に説明すると暮らしている土地の旬のものを食べることが大切ということです。
人間も食物も生まれた環境と一体という意味です。
例えば、人間の歯の作りで穀物を中心に取ることが大切と以前お伝えしましたが、生まれ育った土地によって取り入れる穀物も異なってきます。
日本だとお米ですし、インドだとナン、アメリカだとパン、ヨーロッパだとパスタなど、その地域の気候に適した方法で主に食べられています。
また、日本だけで見ても北海道で取れる大根と九州で取れる大根は水分も硬さも大きさも違ったりします。
熱帯地域でとれるフルーツは、体内の熱を下げる働きがあったり、日本には四季がありますので、季節ごとの旬の食材を摂ることで身体のバランスがとれるという考ええ方です。
陰陽調和の時もお話しましたが、マクロビオティックにおいては、バランスが良いことが重要視されていると感じます。
それは、食べ物のバランスも大事ですが、こころのバランスも大切です。
例えば、身体に良いからと嫌いな食材を摂ってストレスになってしまったりとか、身体に良い料理を一緒に食べたくない人と食べたりするよりは、自分の食べれる範囲の食材でバランスを考えて食べたりとか、大好きな人と普通の食事でも、ちょっとジャンクフードを食べたりしても、私は良いと思います。
美味しいものは美味しい頂いて、幸せな気持ちになることが大切だと思います。
ですから、私は美味しいご飯を食べていると、幸せそうな顔して食べてるね〜とよく言われます(笑)
毎回の食事をオーガニックやマクロビ料理にするのは正直難しいと思いますが、今まで全く気にしなかった人が、月に一回でも、週に一回でも身体に優しい食事を摂っていただける人が増えたら良いなと思い、現在私はマクロビ料理をいろんな方に振る舞っています。
皆さんも、気が向いたら好きな場所とマクロビ料理で検索し、お近くのマクロビ料理を提供しているお店にぜひ足を運んでいただけたら幸いです(*^^*)
プロフィール
マクロビ出張料理人
田中清美 たなか きよみ
山口県出身。高校卒業後役者を目指して上京。専門学校卒業後、舞台やエキストラ等を経験。
2013年年末頃から、自身で主催しパーティーで手料理を振る舞っていた。
2014年11月からマクロビ出張料理人として動き始め、現在都内を中心に活動中。
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