maimai先生 冷たい飲み物で太る!?

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ダイエットをしていると普段食べている自分たちの食事内容が重要になりますよね。自分の摂っているカロリーや栄養素をきちんと理解することによって、効果的に健康的に痩せることができるはず。年間3000件の電話での栄養相談をするmaimai先生に食と健康について連載していただきます!

冷たい飲み物で太る!?

体が冷えるとたくさんのデメリットが!

コーヒー

これから暑くなると、冷たい飲み物が欲しくなる季節ですね。
この冷たい飲み物が太りやすい体を作っていることをご存知ですか?

私たちの体温は36~37度に保たれ、この温度で体の機能は最も活発に働きます。
冷たい飲み物を飲むと、活発に働く36~37度よりも温度が下がってしまい、 うまく働くことができず、栄養や水分の吸収のスピードが遅くなります。

私たちの体も寒いと体が縮こまってしまってしまうように、 冷たい物は体の組織や血管を収縮させ(縮こまらせ)、 血液の流れを悪くさせてしまいます。

またそれだけではなく、冷たい飲み物ばかり飲んでいると、 体の中は冷えて免疫力の低下なども起こります。

体温が1度下がると免疫力は30%も低下する
とも言われています。
冷たい飲み物ばかり飲まないように気をつけましょう。

温かいもので痩せ体質に!

温かいもの(40-60℃くらい熱すぎないもの)を飲むと、体の中が温まります。
体温を上げ、血液の流れが良くなり、体の機能も活発に働き、 基礎代謝(*1)もあがって痩せ体質に!

体温が上がるとなぜ痩せ体質になるのでしょうか?
それは体温を高く維持するため、体内で熱を発生させ続けてカロリーを消費するから。

体温が低い人は体温が高い人に比べるとカロリーの消費が少ないため、省エネ体質になってしまいます。
体温が低い省エネ体質の人は、同じ運動量、同じ量の食事をしていても、体温が高い痩せ体質の人よりも太りやすいです。

温かいものを摂って体の中を温めて痩せ体質になりましょう!

まとめ

この夏は冷たいものより温かい飲食物を選んで、痩せ体質に!

(*1)基礎代謝とは心臓を動かしたり、呼吸をする時に使う、寝ていても消費するカロリーです。

プロフィール

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行列のできる栄養相談所

管理栄養士maimai maimai

大学卒業後、飲食店に勤務、働きすぎて栄養失調で、入院。健康とは失わないと気づけないと体調を崩したことで感じ、『食』『健康』を人に伝えていく、特定保健指導に従事、年間3000件の電話での栄養相談を担当する。