雨宮先生日本一過酷な野辺山高原100㎞マラソン

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私たちのライフスタイルの一部になりつつあるランニング。ダイエットや健康のためにランニングをしている人も多いと思います。ご自身も100km以上のウルトラマラソンに出場したり、幅広い年代への指導を行っている雨宮先生に、ランニングをする方々に向けてのアドバイスをいただきます!

日本一過酷な野辺山高原100㎞マラソン

距離100㎞、最大高低差1000m、累積標高2000m以上

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こんにちは。プロランニングトレーナーの雨宮です。
現在は、ウルトラマラソン・トレイルランニングのシーズンです。

日本各地で大会やイベント等が行われており、私が普段トレーニングを担当している皆様も参戦しております。
それぞれの目標に向かって頑張っていただいていますが、先月は、私もレースに出場しました。

私が出場したのは、日本の100㎞マラソンの中では1番過酷と言われている野辺山高原100㎞マラソン。距離100㎞、最大高低差1000m、累積標高2000m以上と、キツイコースが好きな人にはたまらないコースですね(笑)

累積標高だけで言えば、もっと過酷な大会もあるようですが、制限時間を考えると、野辺山のほうが過酷ではないかと思います。

25㎞地点でのアクシデント

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野辺山100㎞は、朝の5時スタートです。
スタート地点の標高は、約1300mありますが、少し寒さを感じる程度だったので、日中は、かなり暑くなると予想しておりました。

スタートから5㎞は平坦ですが、それ以降は登りが続きます。標高1300mから2000mまで一気に駆け上がります。これがまた辛いわけです(笑)
序盤は順調に走っていたわけですが、ここで早くもアクシデントが発生します。
急な砂利道の下り坂で、前方を走っている方が転倒。
その転倒に巻き込まれ、変な足の着き方をしてしまい、右足の靭帯を損傷しました。

周りのランナーの方は、『これからが本番ですね!!』と話していましたが、自分は既にクライマックスです(笑)
足を着く度に激痛だったので、記録や順位を諦め、制限時間内にゴールすることだけを考えました。

地獄の75㎞がスタート

25㎞地点でのアクシデントにより、まず考えたのが『アップダウンしかない残り75㎞をどう走り切るか』でした。
なるべく痛みの出ない足の着き方を探しながら、たまに歩きも加えつつ走ったわけです。
当然、後続のランナーに次々と抜かれていきます。悔しさはありましたが、ついていくほどスピードも出せなかったので、自分の事だけに集中してひたすら走り続けます。

しかし、悪いことは続くもので、しばらくすると右足をかばって走っていた左足に異変が起きました。果たして、この先どうなってしまうのか⁉

というわけで、長くなりそうなので続きは次回です!!
しばし、野辺山100㎞完走記にお付き合いください!!

プロフィール

雨宮先生プロフィール写真

運動指導者訪問サービスWINGSPRINT / プロランニングトレーナー

雨宮 清貴あめみや きよたか

ランニングコーチとして、マスターズ陸上選手、市民ランナーのトレーニング指導を担当。その他に、子供への走り方指導等、幅広い年代に対し指導を行う。自らも、100㎞以上のウルトラマラソン、トレイルレースに出場し、競技者には、より実践に近い形で指導を行っている。
ホームページ(http://wingsprint.net/)