Hiromi先生　イジメについて その2

自ら命を絶つという行為には強いも弱いもない

思ったよりもたくさんの方が読んでくださって、、コメントを残してくださっていたので、少し掘り下げて、投稿の多かった、《自ら命を絶つという選択肢》についても、皆さんとシェアしてみたいと思います。

…自ら命を絶つということについては、
《強くも、弱くもない》と思います。

強弱なんて、そんなことで推し量れることではないからです。
したから強いとか、
するのは弱いとか、
私にとってはそうではありませんでした。

私も、する人は《弱い》
そして『弱い人間だと思われたくないから』という理由で生き延びた季節がありました。
…でも、そういうものでは無かったんです。

ある人にとっては、《イジメは生きる以上に辛くて》、
ある人にとっては、《死を選ぶことでしか自分の強さを表現出来ないところまで来てしまっている》可能性があるのです。

それで亡くなった方は弱いだなんて、、

《出来ない、しない》私達には言えないことだと思います。

そしてとても悲しいことでしかないのだと思います。。
《してはならない》、という前提も、《それは選択肢に入れるべきでは無いと思う》という意見も、 私は変えるつもりはありません。

ただ、それは、誰もがわかっていて、
それでもせざるを得ないところまで、追い込まれた様に感じてしまう人達に対して、、
どう、協力の手を差し伸べられるのか。
本当に語るべきは、そこにあると思います。

自らの命を絶つという決断が、弱さを孕んでいるのは事実ですが、人はみんな弱いです。
生きるのも死ぬのも、弱い人間のすることで、
だからこそ、人間は弱いからこそ、強くなるのだとおもいます。
弱さから強さを学ぶことが出来るのです。

武道においては、《強弱柔剛あるべからず》という言葉がありますが…
強さも弱さも紙一重ということです。

でも人は、人間は、その紙一重で、、命を落としてしまう、
実は《生かされていること》を自覚して、相手を大切に扱わなければならないのだと思いませんか？

宏美