運動指導者訪問サービスWINGSPRINT 雨宮 清貴 超長距離ランニングコーチ 03
私たちのライフスタイルの一部になりつつあるランニング。ダイエットや健康のためにランニングをしている人も多いと思います。ご自身も100km以上のウルトラマラソンに出場したり、幅広い年代への指導を行っている雨宮先生に、ランニングをする方々に向けてのアドバイスをいただきます!
東京マラソンエントリー受付開始
東京マラソンを走るコツとは?
暑い日が続いていますが、体調等崩していませんか?
ランナーの皆様には、少し大変な時期だと思いますので、無理をせずに走りたいですね。
8月に入り、来年の2月28日に行われる東京マラソンのエントリー受付が開始されました。
毎年たくさんの応募があり、ここ数年では、定員の3万人は初日で越えてしまうほどの人気の高いマラソン大会です。
定員を越えた場合は抽選となりますが、倍率は約10倍です。
本当に凄いですね。
フルマラソンにチャレンジをしたいと思っている方も多くいるのではないでしょうか?
数年前、私も運よく当選し、東京マラソンを走った事があります。
この時は、マラソンを始めたばかりというのもあり、途中で膝を痛めたので良い思い出はありませんが(笑)
東京マラソンのコースは、スタートから5kmは緩やかに下り、その後はほとんど平坦で走りやすいです。
制限時間も7時間ということで他のマラソン大会に比べると余裕もあり、応援も、ほとんど途切れることがなく、完走率も95%を上回っています。
ただ、完走を目指す方は1つ注意点があります。
この規模の大会だとスタートラインから最後尾のランナーまでの距離は約1kmになります。
最後尾のランナーがスタートラインに辿り着くまでは約30分、もしくはそれ以上かかり、途中でトイレや給水をするのも考えると、少なくとも42.195kmを6時間30分で走れたほうがいいでしょう。
フルマラソンを6時間30分のペースはどれくらい?
マラソンは、スタートをしたら常に走り続けていなければ制限時間に間に合わないと思っている方も多いと思いますが、実際はそんなことはありません。
42.195kmを6時間30分で走り切るペースは、1km9分15秒となります。
普段あまり走らない方は、9分15秒と言われても意味不明だと思います(笑)
実際にやっていただけると分るのですが、非常にゆっくり過ぎて大変です。
10m進むのに5秒くらいですね。
完走だけを目指すのであれば、歩きと走りを上手く組み合わせれば難しいことではありません。
とは言っても、練習なしでいきなりフルマラソンはやめてくださいね(笑)
まずは、ウォーキングだけでも大丈夫ですので、長い時間動き続けるのに慣れていきましょう。
次回は、トレーニング方法についても書いていきたいと思います。
プロフィール
運動指導者訪問サービスWINGSPRINT / 超長距離ランニングコーチ
雨宮 清貴あめみや きよたか
ランニングコーチとして、マスターズ陸上選手、市民ランナーのトレーニング指導を担当。その他に、子供への走り方指導等、幅広い年代に対し指導を行う。自らも、100㎞以上のウルトラマラソン、トレイルレースに出場し、競技者には、より実践に近い形で指導を行っている。
ホームページ( http://wingsprint.net/ )