一般社団法人 気のかたち 代表 高橋 拡 気功的QOL改善インストラクター 04
気功を基本にヨガ、太極拳、ピラティス、武道等の要素を取り入れながら独自の方法で、人々の心と体を健康にするサポートをしている高橋先生。心と体が健康であることがダイエットの基本!高橋先生に、QOL(クオリティオブライフ)が改善・向上するためのアドバイスをいただきます!
ウエストを引き締めるコツは...「腰」で呼吸すること!
ウォーキングをしてもウエストが引き締まらない。
食事制限をしても、ぽっこりおなか変わらない。
カー◯ーダンスのように腰を動かしても、あまり引き締まらない。
腹筋をしても変わらない。
そんなあなたの呼吸は今どのような状態でしょうか?
胸が膨らんで呼吸をしている、肩が上がって呼吸をしている、お腹が膨らむ腹式呼吸をしている。それとも腰や背中が膨らんで呼吸をしていますか?
呼吸の状態により、体型は変わっていきます。
ウエストを引き締めようと、運動をしてもあまり変化がない方は呼吸が浅い状態であったり、胸や肩ばかりに力が入っている方が非常に多いです。
なぜ、呼吸により体型が変わるかというと、
① 脂肪は体内で活用(酸化)されると、約80%は二酸化炭素として排出される。
残りはほぼ体液(尿、汗、涙等)として排出される。
② 呼吸は横隔膜の上下運動。深層筋(インナーマッスル)との関わり合いが深いため。
主な理由としてはこの2つです。
脂肪は二酸化炭素として排出される
良く脂肪を燃焼するといいますが、それはトリアシルグリセロール(トリグリセリド)の酸化されることで構成する物質が分解されることをいいます。舌を噛みそうな名前ですが、脂肪は酸素、炭素、水素で構成されているため、分解されると二酸化炭素と水になります。
オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究チームが脂肪は約80%は二酸化炭素として、残りは体液(汗、涙、尿など)として排出されということを発表しました。
ダイエットは脂肪がつく原因だけを考えるのではなく、どのように排出されていくかを考えることで効率的に行いやすくなります。
多くの方は呼吸が浅くなっている方が多いです。呼吸が浅いと二酸化炭素の排出量も少なくなり、太りやすくなります。
呼吸を深くして二酸化炭素の排出量を増やしていくことが痩せる秘訣となります。
呼吸で深層筋を動かす
呼吸は横隔膜の上下運動です。よく言われる腹式呼吸というのは横隔膜が大きく下に引かれた状態のことを言います。横隔膜も筋肉ですので大きく動くと、近くに有る大腰筋なども動いてきます。
一般的に言われる、インナーマッスルは呼吸を深くしていく事でとても活用されていきます。筋肉が動いてくると血液も集まり、血液が集まると、栄養・酸素・熱(体温)が運ばれます。
呼吸が深くなり、日常的にお腹が動いた状態は脂肪がつきにくい状態へ身体は変化してきます。脂肪は身体の冷えるところにつきますが血液がよくめぐり、熱が運ばれていることで 脂肪がつきにくい状態になります。
深い呼吸は二酸化炭素を多く排出するだけではなく、お腹の奥にある深層筋が活用されていきます。
手はあまり脂肪が付いていません。それは日頃から動いているというのも理由の一つです。
お腹に脂肪がつきやすいのは、日常的に動いていないからです。
では腹筋をすればよいのかというとそうではありません。1日24時間有るうちの10分間腹筋をしても、残りの23時間50分間はお腹が活用されていない状態です。
腹筋をして変化をしたとしても、日常的に呼吸が浅いと太りやすい状態は変わりません。
やめてしまえば元に戻ってしまいます。
ですが、もし日常的に呼吸が深くなっていると太りやすい状態から痩せやすい状態へと変化していきます。そうすると、わざわざ腹筋をしなくても自然と痩せてたり、リバウンドをすることが少なくなります。
短期的なダイエット法で、きつい筋トレや食事制限をして痩せたとしても、それをやめてしまったら元にもどりやすくなってしまいます。
よくリバウンドをした話を耳にすることが多いです。
色々なダイエット法をしてリバウンドをしてしまう方は日常生活の姿勢や動き、呼吸などが変わっていないからです。
ダイエット法、美容法、健康法何をしてもよいとは思いますが、日常生活に繋がっていくものではないと元に戻ってしまったり、逆効果になってしまうので注意が必要です。
プロフィール
一般社団法人 気のかたち/代表・気功的QOL改善インストラクター
高橋 拡たかはし ひろむ
1983年生まれ。一般社団法人気のかたち代表理事。東京療術学院気功講師。気功的QOL改善インストラクター。気功を基本にヨガ、太極拳、ピラティス、武道等の要素を取り入れながら各地で「自分で自分の健康を創る」サポートをしています。気功を各地で1000人以上の方に伝える。姿勢、呼吸、睡眠、食、歩き方等日常生活で行う習慣を整えていくことで、自分自身をコントロールする方法を習得していき、自然治癒力、免疫力を最大限に引き出し、QOL(クオリティオブライフ)が改善・向上していくようにお伝えしている。
気功等の伝統文化を時代・社会・未来に必要とされ活用とされていくかたちを創造することを理念に、うつ病、自殺などのメンタルヘルス問題、高齢者の健康問題、セラピスト、インストラクターなどの働く場づくりをすべく活動しています。各種健康セミナー、法人向け出張朝活気功レッスン、介護予防教室、指導者養成等をしております。
ホームページ( http://kinokatachi.com/ )